国文学研究資料館  収蔵歴史アーカイブズデータベース

遠江国引佐郡気賀宿中村家文書



 中村家は、戦国期に吉村新町(後の気賀)の代官に任ぜられ、吉村湊の舟役徴収や市日の升取役を命ぜられるなど、中世以来の在地土豪であった。気賀は三河と遠江を結ぶ陸上交通の要衝であり、浜名湖舟運の基点でもある。中村家は近世に入ると気賀宿本陣をつとめるとともに、代々気賀町庄屋(名主)および気賀上村庄屋を兼任した。7代当主中村与四郎は気賀領主近藤氏に召し出されて気賀関所平番格となり、その後竹田弥次郎重賢に改名して地方代官・番頭を勤めている。また近世を通じて、有力な地主でもあった。
 本文書群は、気賀町庄屋文書、気賀上村庄屋文書、気賀宿本陣文書、竹田弥次郎文書、中村家家政文書、によって構成される。総レコード数1247件。

収蔵歴史アーカイブズデータベース 文書群内を検索できます

文書群の概要 文書群の解説です


目録PDF

『史料館所蔵史料目録』第2集
遠江国引佐郡気賀宿中村家文書
25~44 45~59
解題 61~奥付