菅沼家は戦国期長篠城主菅沼氏の一族と伝わる。乗本村の名主、年番組頭、名主後見を一時つとめたことを除けば、村行政にはあまり携わらなかった。正保期に奥三河と吉田を結ぶ回漕業を開始し,以後,屋号「為屋」の名で商業活動を展開していく。また大規模な地主経営も行った。なお、本文書群には本家である菅沼八左衛門家の他、分家・親類の正兵衛家・耕兵衛家などの文書も含まれる。
本文書群は菅沼本家(八左衛門家)に伝来した文書群と考えられるが,分家・親類の史料を大量に含んでいる。したがって、乗本村文書、菅沼家の家文書、分家・親類文書によって構成されると考えられる。分量・質ともに家文書が中心をなす。1683点。
『史料館所蔵史料目録』第39集 | ||||||
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三河国八名郡乗本村菅沼家文書 | ||||||
表紙~目次 | 2~20 | 21~40 | 41~60 | 61~84 | ||
解題 | 85~108 | 109~奥付 |