鈴村家は代々宇和島藩の藩士で、馬術・馬医を家業とした上士の家柄である。幕末期の鈴村譲は、英才として知られ、明治維新後に南予中学校教員、修史館御用掛、旧島原藩主家の家事取扱、大阪県警部を歴任した。宇和島藩史編纂事業にも携わったが、同事業が中止されたため、台湾に渡り、台湾神社主典となり、台南神社宮司にまでのぼっている。
本文書群は、宇和島市立図書館所蔵分と寄託分があり、旧宇和島藩士鈴村家に伝来した文書群、および7代当主譲・8代当主良一が収集・筆写・編集した文書群から構成されている。これらの主要なものをマイクロフィルム収集した。537点。
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